
テレビ会議に関連する用語を簡単に説明します。
順次用語を追加します。
(読み方は正式というわけではありません。参考にどうぞ)
| 英文字・数字 | あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 |
英文字・数字
128(いちにっぱー)
ISDN1回線を2チャンネル使うと128kbpsの速度になります。この128kbpsの速度でテレビ会議をすることを「128でやる。」等省略して利用します。
384(ざんぱーすー、ざばす、さんばし)
高品質なテレビ会議を希望する場合にはIP接続サービスやISDNの3回線・6チャンネルを使用して384kbpsの速度で行う場合が多いですが、これを「384でやる」等省略して利用します。
768(ちーろんぱ)
IP接続サービスではさらに高品質な768kbpsで通信が可能になりました、これを「768でやる」等省略して利用します。
1M(いちめが)
IP接続サービスでは、さらに高品質な1Mbps〜での通信が可能になり、HD(えいちでぃー)の超高品位な画質での通信が可能になりました。
bps(びーぴーえす)
通信速度の単位です。よく耳にする「フレッツ40M」「56kモデム」等も単位はbpsです。
単位の前につくk(キロ)M(メガ)は数字の単位で、1kbpsは約1,000bps、1Mbpsは約1,000,000bpsです。
※bps = bit per second(ビット毎秒)
CIF(しふ)
ITU-Tが標準化した、映像のフォーマットです。日本やアメリカで利用するテレビの規格であるNTSCとヨーロッパ等で利用されているPALとの互換をとるための中間フォーマットで、画素数は352×288です。4分の1のサイズがQCIFになります。
4CIF(ふぉーしふ)
ITU-Tが標準化した、映像のフォーマットです。CIF規格の画素数を相似比2倍(面積比4倍)に拡大した規格で、704×576画素、毎秒30フレームの映像です。
BRI(びーあるあい)
ITU-Tが標準化した、ISDN回線のインターフェース規格です。通信速度は144kbpsです。
国内では、電話回線と同じ銅線を利用した、家庭や中小企業向けの「INSネット64」がBRIを用いたサービスです。
BRIは、1本の物理的な回線を複数の仮想的な回線(チャネル)の集合として規定します。
64kbpsの「Bチャネル」が2本と、16kbpsの「Dチャネル」1本で構成される方式を取るため「2B+D」とも呼ばれます。テレビ会議のアクセス回線としてBRIを用いる場合、BRIを1本で64kbps×2=128kbpsとして用いる場合と、128kbpsを1本として用いる場合(ボンディングと呼ばれます)があります。
PRI(ぴーあーるあい)
ITU-Tが標準化した、ISDN回線のインターフェース規格です。通信速度は1.544Mbpsです。
国内では、光ファイバーを利用した、大企業向けの「INSネット1500」がPRIを用いたサービスです。
PRIは、1本の物理的な回線を複数の仮想的な回線(チャネル)の集合として規定します。
PRIは、BRIと違ってチャネルの分割の仕方にいくつかの選択肢がありますが、テレビ会議のアクセス回線としてPRIを用いる場合、1.536Mbpsを1本で構成する「H1」や、複数のBチャネルを使用する場合などがあります。
ISDNをアクセス回線としてHD品質のテレビ会議を行う場合、PRI回線が必要となります。
なお、高速デジタル通信を行う場合、H1xチャネルによるPRIを基本単位に回線を構成します。アメリカでは基本となる1.5Mbpsの回線を「T1」(DS1)、ヨーロッパでは基本となる2Mbpsの回線を「E1」と呼びます。日本でも1.5Mbpsのデジタル専用線を「T1回線」と呼ぶことがあります。
DSU(でぃーえすゆー)
ISDN回線にはかならずこの機器が必要になります。詳しい機能は省略しますが、ここに接続した配線がきちんと接続されていなかったり、設定が変わってしまうとうまくテレビ会議ができなくななるので注意が必要です。単体では10センチ四方くらいの小さい箱ですが、この機能を内蔵したターミナルアダプタやルータを利用することもあります。
G.711(じーなないちいち)
ITU-Tで標準化された音声圧縮符号化の規格です。H.320に準拠したテレビ会議装置ではこの機能が必須です。3.4kHzという電話並みの音声を48/56/64kbpsでディジタル信号に変換します。
G.722(じーななにいに)
ITU-Tで標準化された音声圧縮符号化の規格です。7kHzというAMラジオ並みの音声を48/56/64kbpsでディジタル信号に変換します。最近さらに圧縮率を高めたG.722.1という規格もできました。こちらは7kHzの音声を24もしくは32kbpsで圧縮します。
G.728(じーななにいはち)
ITU-Tで標準化された音声圧縮符号化の規格です。3.4kHzという電話並みの音声を16kbpsで圧縮します。1B(64kbps)でのテレビ会議でも利用できます。
H.239(えっちにいさんきゅう)
ITU-Tで標準化された映像圧縮符号化の規格です。テレビ会議を行う場合に、「プレゼンをする人+資料」だけでなく、テレビ会議の映像とPCの映像を同時に送信できる「デュアルビデオ機能」を利用できます。
H.261(えっちにいろくいち)
ITU-Tで標準化された映像圧縮符号化の規格です。映像のフォーマットはCIFやQCIFになります。H.320のテレビ会議、H.323のテレビ会議では対応が必須です。
H.263(えっちにいろくさん)
ITU-Tで標準化された映像圧縮符号化の規格です。H.261を更に圧縮効率を高めた方式で、低速度でのテレビ会議に特に有効です。
H.264(えっちにいろくよん)
ITU-Tで標準化された映像圧縮符号化の規格です。H.263の動画の圧縮効率を更に高め、また変化の直前直後のフレームを参照しながら動画の最適化を図ることにより、従来のテレビ会議と比較して、特に、動きの多い映像を滑らかに表現する場合に有効です。
HD(High Definition)(えいちでー、はいでぃふぃにしょん)
HDとは、高解像度(高精細・高画質)のことを表し、走査線1080i、720pがこれに相当します。
現在のHD対応のテレビ会議システムの場合は、720pがHDの基準となっています。メーカにより差異はありますが、帯域幅1Mbps以上の通話時に30fps(720 p)で1280×720 の解像度を実現します。
なお、HD対応のテレビ会議端末では、付属のカメラ、映像コーディックが従来のSD方式で採用されていたものより優れているため、低帯域の場合でもより優れた映像解像度となります。
H.320(えっちさんにいまる)
ITU-Tで標準化されたISDNで利用するためのテレビ会議の規格です。最近のISDN対応のテレビ会議はほとんどが対応しており、対応している機器同士であれば他のメーカ間でも基本的に接続してテレビ会議を行うことが可能です。
H.323(えっちさんにいさん)
ITU-Tで標準化されたLANやインターネットなどのIPのネットワークを利用したテレビ会議の規格です。ただし、ある程度の帯域(最低300kbps程度でしょうか)が確保されないと現実的なテレビ会議にはならないようです。
ISDN回線(あいえすでぃーえぬかいせん)
国際標準のディジタルの公衆回線です。1チャネル64kbpsで利用でき、NTTのサービスでは2チャネル利用できるINSネット64と23チャネル利用できるINSネット1500があります。テレビ会議の利用においては、国内では、Bフレッツの普及により、IP回線を利用した接続が現在では主流となってきていますが、以前は、ほとんどがこのISDN回線を利用していました。現在では、IP回線のバックアップとして利用されることが多くなっています。なお、海外との接続は、コスト面からまだISDN回線が主流ですが、一部のアジア地域では新規申し込みができなってきていること等、将来的にはIPが進むものと考えられています。
ITU-T(あいてぃーゆーてぃー)
国際電気通信連合(ITU)の電気通信標準化部門です。電気通信の関係を標準化する機関で、いろいろな国の通信事業者や機器メーカーはその規格に沿った装置を作ったり利用したりして、相互の接続性を確保しています。
MCU(えむしーゆー)
Multipoint Control Unitの略で、多地点接続装置です。テレビ会議システムは通常1対1で利用する機会ですが、MCUに接続することにより、複数の地点を接続した会議が可能になります。NTTビズリンクはこのMCUを希望地点・希望時間ご利用いただくテレビ会議 多地点接続サービスを行っています。
MPEG-4 AAC(えむぺぐふぉーえーえーしー)
AACとは、Advanced Audio Codecの略で、従来の音楽フォーマットであったMP3と比較し、低いビットレートで高い周波数再現性を確保することにより、低帯域で高音質を実現することが可能となりました。アップル社が自社の製品である、iTunes/iPodに採用したことにより爆発的に普及し、MP3に代わる音声フォーマットとなりました。
NTSC(えぬてぃえすしー)
日本やアメリカのテレビの規格です。西ヨーロッパや中国ではPALという規格が使われており、これらの互換をとるための中間フォーマットがCIFです。
T.120(てぃいちにいまる)
ITU-Tで標準化されたデータ会議の標準です。ホワイトボード機能やファイル転送機能等があります。
Siren14(TM)(さいれんじゅうよん)
ITU-Tで標準化された、音声圧縮圧縮符号化の規格です。Polycom社によって開発され、MPEG4 AAC-LD などの他の広帯域音声テクノロジーに比べ、より少ない帯域での通信が可能となりました。また、人の声をほぼ100%収集することが可能であり、人の耳に聞こえる周波数範囲のほぼすべての音声を再現することが可能になります。
あ行
圧縮(あっしゅく)
映像や音声の信号を単純にディジタル信号に変換するとデータ量が非常に大きくなります。これを通信回線でそのまま送信するとかなり大容量な回線が必要になり、経済的ではありません。そのためデータの冗長度を除いたり、映像や音声のうち、人間にはなくなっても気が付かないような信号を除いてデータ量を減らします。これを圧縮と一般的にいいます。
エコーキャンセラ(えこーきゃんせら)
相手の音声をスピーカやテレビに出し、こちらの音声をマイクで送ろうとすると、相手側の音声までマイクで拾って返っていってしまうので、相手にはこだまが聞こえるようになります。(エコーといいます。)これを取り除く機能がエコーキャンセラになります。
音声切替え(おんせいきりかえ)
多地点のテレビ会議において、拠点が発言することにより、その発言拠点の映像に切替えて表示する機能を音声切替え機能といいます。多数の拠点が参加するテレビ会議では、音声ミュート(参照)機能と組み合わせることが会議の成功の鍵になります。
音声ミュート(おんせいみゅーと)
多地点のテレビ会議において、拠点からの発言を強制的にカットする方法を音声ミュート、または、単に、ミュートと呼び、その操作を行うことを「ミュートする」などといいます。
か行
ゲートウェイ(げーとうぇい)
ネットワーク上で、プロトコルが異なるデータを相互に変換して通信を可能にする機器をゲートウェイと呼びます。弊社サービスにおいては、H.320ゲートウェイを通じて、ISDNとIPのテレビ会議端末間の接続を可能にします。
コーデック(こーでっく)
映像や音声のアナログ信号をディジタル信号に変換するのをコーディング(coding)といい、ディジタル信号をアナログ信号に戻すのをデコーディング(decoding)といいます。これらの機能を併せ持つ機器がコーデック(codec)になります。
さ行
スキャンコンバータ(すきゃんこんばーた)
パソコンから出力されるRGB信号(ディスプレイに表示するための信号)をNTSC信号に変換するための機器です。テレビ会議経由でパソコンの資料を表示するのに利用します。機器の性能にもよりますが3万円程度からあります。
ジッタ(じった)
ジッタとは通信において、信号の伝送経路の影響などによって発生する時間的なズレや揺らぎのことです。ジッタが発生すると、信号が隣接する信号と干渉するなどして、音質や、画質の劣化などの原因となります。
た行
多地点接続装置(たちてんせつぞくそうち)
テレビ会議を多地点間で接続するための機器です。MCUの項を参照ください。
書画カメラ(しょがかめら)
書類を写すための専用のカメラで、書類を台に置き、上部に設置されたカメラから書類を撮影します。撮影した映像(動画です)をテレビ会議に接続し、相手に送って見せることができます。
テレビ会議システム(てれびかいぎしすてむ)
テレビ会議を行うための装置を一般的にこう総称します。タイプはテレビに接続するセットトップ型、PCに接続するタイプ、テレビ電話タイプ等ありますが、機能的には互換性があります。
テレビ電話(てれびでんわ)
電話に液晶ディスプレイのついたテレビ会議のタイプです。家庭での利用が想定されていますが、テレビにも接続できるのでビジネス用にも使われます。NTTのフェニックスミニシリーズなどが代表的でした。※NTTフェニックスミニシリーズは2004年4月に販売終了しました。
な行
は行
バウンダリーマイク(ばうんだりーまいく)
テレビ会議システムでは、着席している会議出席者全員から音声を万遍なく拾うために、標準的にバウンダリーマイクと呼ばれる平板状のマイクを使用します。バウンダリーマイクには、360°回りの音声を拾うことができる全方位型のものと、マイクの前方を中心として左右60°程度の音声を拾うことができる前方志向型のものがあり、どちらもテーブルの上に設置するものが一般的です。ただ、会議中に資料をめくる音や、腕時計がテーブルに当たる音などの机の上の雑音も拾い易いので注意が必要です。
バス配線(ばすはいせん)
ISDNの配線形態をバス配線といいます。コネクタを複数接続するときはコネクタからコネクタに数珠繋ぎに配線をします。ただし、利用するケーブルの種類や距離の制限がありますので、その規格にそった正しい配線をする必要があります。
フレッツ(ふれっつ)
拠点間を「地域IP網」というネットワークで接続するNTT東日本・西日本のサービスです。
既存のネットワークを共用するため、専用線に比べランニングコストを大幅に抑えることができます。
ADSLと組み合わせて使用する「フレッツADSL」、さらに高速・安定の光ファイバーを使用する「Bフレッツ」などのサービスがあります。
提供エリアや料金等については下記リンクからご確認ください。
ベストエフォート(べすとえふぉーと)
best effort= 最大努力
NTTフレッツシリーズ・インターネット等の帯域保証がないネットワークのことです。
常時安定した接続が要求される環境には不向きですが、コストパフォーマンスの点で帯域保障型サービスに 大きく勝るため、最近はベストエフォート型のサービスを選択する方が増えています。
ポート(ぽーと)
MCU(多地点接続装置)の受信口とお考えください。例えば3地点会議を行う場合は3ポート、4地点会議を行うときは4ポートを使用します。
ボンディング方式(ぼんでぃんぐほうしき)
ISDNの複数のチャネルの同期をとるための方式です。384kbpsのテレビ会議を行う場合によく使われます。なお、128kbpsで発信する場合、64kbps×2と発信する場合と、128kbpsを1本で発信する場合があり、後者をボンディング発信と呼びます。
フェニックス(ふぇにっくす)
NTTがテレビ会議商品に命名したシリーズの名称。弊社の旧名(NTTフェニックス通信網株式会社)もこれにちなんでいます。昔から何度もテレビ会議は普及するといわれてはすたれ、またよみがえってきたという歴史にちなんだのでしょうか?
プリセット(ぷりせっと)
テレビ会議において、カメラが動く位置や焦点距離や画面の明るさなどを予め設定しておき、会議中にリモコンのボタンを操作することで、瞬時にカメラを動かす機能の事です。プリセット操作は、リモコン上のテンキーを押すことで、素早く簡単に行うことができます。
ホワイトバランス(ほわいとばらんす)
カメラでの映像撮影時に、色温度が異なる光源の場合でも、白色を正確に白く映し出すように補正する機能をホワイトバランス(白色補正)と呼びます。
電球や蛍光灯など人工光の下の場合や、また自然光の下の場合においても、曇天時や早朝の場合は、正確な色が表現できなくなります。
このような状況の下でも、色を正確に表現するために、一定の色基準(白色、もしくは18パーセントグレー)を基準にして、カメラ内蔵の画像処理により適正な色を出すようにする機能をホワイトバランス機能と呼びます。
ホワイトボード(ほわいとぼーど)
一般的には会議室などで使うホワイトボードですが、T.120の規格に沿ったデータ会議などではPC上のホワイトボードを共有して会議を行うことができます。
弊社「データ会議サービス」では、端末が対応していなくてもホワイトボード機能をご利用いただけます。
ま行
マルチキャスト(まるちきゃすと)
IPネットワークにおいて、決まった複数のネットワーク端末(ノード)に対して、同時にデータを送信する事です。1対多で通信を行う場合は、ユニキャスト(1対1の通信)を使用するよりもネットワークの負荷を軽減することが出来きます。この技術を利用して、弊社では、「多地点映像配信サービス」の提供をはじめました。
や行
ユニキャスト(ゆにきゃすと)
IPネットワークにおいて、単一の送信相手を指定して、データを送信する方式です。
最も頻繁に使用される送信方法であり、テレビ会議サービスで利用しています。1対多で通信を行うマルチキャストとの対比で、この言葉が用いられます。










